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山本泰弘[やまもとやすひろ]

生年月日:1971/1/5
出 身:神奈川県
身 長:163cm
体 重:50kg
特 技:料理/ダンボール細工
※文芸座付属研究所卒

 
 

 

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役者解説  文:はずれ馬けん(舞台監督)  
  「片方笑い」
『問題:あなたは若手芸人です。今日は初めてのTV出演。掴みのギャグは何にしますか?1:コマネチ・・・。このテストでは、あなたの好きな女性のタイプを診断します。1を選んだあなた、あなたは外人好きです・・・。』最近、劇団内で心理ゲームを作るのがちょっとしたブームになっています。30過ぎた男たちが、真剣に恋愛心理などを考え込んじゃったりしています。そこで冒頭の問題が出現しました。みんなが苦悩して考えている中、得意満面の笑みで、ちっちゃい身体を偉そうに限界まで反り起こし発表した、山本の作品です。とてもビックリしました。あまりにも、そのまますぎてです。苦笑です。思わず、達磨という漢字を「たつま」と読んでいた頃の山本を思い出しました。そんな周囲の低評価に、山本は立ち尽くしながら、「片方笑い」をしていました。
自分が窮地に追い込まれると、昔から山本は、この「片方笑い」をします。初対面の人間と会話する時も「片方笑い」です。山本にとって、初対面自体が窮地なのです。
しかし、窮地といえば、やはり公演直前でしょう。”サンダーバード”初演の時もそうでした。いつものように本番直前に上がる脚本。山本は毎回のように、この脚本をウトウトしながら憶えます。ウトウトというよりグラグラしているのですが、そんな最中に事件は起こりました。楽屋でグラグラしながら脚本を眺めている山本の横で、必死こいて賄いを作る女性スタッフたち。
  カレーの準備をしているスタッフの一人が、そんな大変そうな山本の姿を見て優しく一言、「台詞なんて憶えているヒマあったら、ニンジンの皮剥いてよ!!」この心のこもった一言に、山本さん、「片方笑い」さえ出来ず、脚本を置き、ウッカリ手伝ってしまったそうです。
こんな優しい男、山本。現在は劇団の世話役的存在として、東奔西走しています。教習所のようなところでは、第一段階にも到達しないカートの部分で挫折しますが、芝居のこととなると頑張ります。あのちっちゃい身体が、頼もしく見えるほどです。が、相変わらず、そのちっちゃな身体に比例した小さなウソはついてくれます。そのウソによって誰かが困るような悪気のあるウソではありませんが、毎度毎度、劇団の誰かを微妙な混乱に陥れます。座敷童子の如き悪戯です。そんな時、山本は腕組みをしながら、”してやったり”の「片方笑い」を披露します。
 
先日、山本は語っておりました。渡米という夢を持っているそうです。と言っても、ブロードウェイに留学をしちゃう・・・みたいなものではありません。単に大リーグを見たいだけなのですが、その話を聞いた佐藤と意気投合。海外経験豊富な佐藤と一緒なら、と安心したのも束の間、現地集合という佐藤の一言に、山本は、やはり「片方笑い」をしたのでした。。
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